皆様の食卓に届くまで
農場編
① 候補豚の導入・雌豚
繁殖用雌豚を導入することから始まります。
ちなみに品種は L（ランドレース）と W（大ヨークシャー）のハーフ。
LWという品種です。
② 候補豚の導入・雄豚
もちろん繁殖用雄豚も。
品種は D（デュロック）という品種です。
③ 交配
犬鳴豚牧場ではごらんのような本交配とＡＩ（人工授精）の併用交配を行っています。
④ 妊娠期間
妊娠期間は３ヶ月３週間３日の１１４日間。
写真は出産前日のお母さん豚の様子。
お腹がパンパンです。
⑤ 出産
妊娠期間を閑静に過ごし、いよいよ出産です。
一度に１０匹以上の赤ちゃんが生まれてきます。
平均体重は約１．２ｋｇです。
生まれるとすぐに立ち上がり、お母さんのおっぱいを目指します。へその緒を引きずりながら探してるのが分かりますか？
⑥ 哺乳
生後３日くらいが過ぎると、それぞれの担当乳首が決まります。
なお、お母さんの頭に近い乳首ほどよくおっぱいが出るため、大きい仔豚ほどに頭に近い乳首の担当になります。
⑦ 離乳
生後約２５日で離乳です。
急にお母さんがいなくなって、うろうろしている様子。すこし寂しそうです。
平均体重は約６ｋｇ。たったの３週間でおよそ５倍になりました。
⑧ 育成舎
離乳後約４０日間は人工乳と呼ばれる消化の良い餌で大きくなります。
⑨ 肥育
哺乳、育成、仔豚の期間を経て、いよいよ肥育期に突入です。通常は生後約６ヶ月で出荷されますが、犬鳴豚牧場ではエコフィード（リサイクル飼料）を自家配合しているため、飼料費の軽減に成功。
通常より約４０日長い、２２０日令出荷を心掛けています。
その際の飼料は低タンパク質にし、穀物源はトウモロコシではなく、パンや麺生地、うどんなどの小麦を使用します。
⑩ 出荷
体重が１０５～１２０ｋｇにまでおおきくなったら、いよいよ出荷です。
高速道路を利用して、住之江区南港にある㈱大阪市食肉市場まで送り届けます。
精肉部門編
⑪ セリ（競売）
出荷した豚はと畜され、枝肉という状態になります。
なお、当社には競売参加資格がないため、知り合いの㈱ミートプラザタカノさんに依頼し、犬鳴豚を競り落としてもらっています。
自農場の豚なのに、わざわざ買い戻しています。
⑫ カット
もちろん枝肉そのままでは小売販売できません。これも㈱ミートプラザタカノさんに依頼し、カットしていただいています。
⑬ 引取
ロース、肩ロース、ウデ、モモ、ヒレ、バラ、スペアリブ、軟骨など、それぞれのパーツに分けられたものを自社精肉販売部が引き取ります。
⑭ スライスなどの加工
犬鳴豚本店にて、豚肉をスライス、パック詰めしております。
⑮ 販売
犬鳴豚本店、毎週日曜日に開催される田尻漁港日曜朝市では生産者自らが店頭に立って対面販売しております。
なお、泉州地域の直売所などでも販売しておりますので、泉州にお立ち寄りの際は是非どうぞ。
詳しい販売場所はこちらから。
有限会社関紀産業
〒598-0024
大阪府泉佐野市上之郷636-2
TEL 072-468-0045
FAX 072-468-0044